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人外になりきれない人外。
オリジナルである梓が死なない限り、彼が死ぬこともない。
彼がいくら望んでも、いくら足掻こうとも「本当の人外」になることはない。
どこまで行っても、彼は「翡山梓」の写しであることに変わりはない。 永遠に「彼」となることはない。
味覚は薄く、痛覚も鈍く。死という概念がほぼ無い以外、彼は人間となんら変わりは無いのだろう。
_________口調も 見た目も 服装も 髪も。
全て、全て 偽り。